朝霧高原は富士山の西麓、富士宮市から富士河口湖町にかけて広がる、広大な草原地帯です。標高は500mから1,000m程度と高く、夏季にも30℃以上となることは稀です。その名の通り霧が発生することも多く、小さな小さな水滴たちは、清らかに澄んだ空気とともに、そこにあるものをやさしく包みこみます。
また、朝霧高原の自然を語る上で欠かせないのが、豊富な地下水の存在です。富士山に降り注いだ多くの雨や雪はやがて地下にしみ込み、伏流水となって蓄えられるのです。長い年月をかけて自然のフィルターに磨かれ、年間を通して温度が一定の清冽な水は、豊かな生命を育む大切な要素となっています。
雄大な富士山を望む朝霧高原は、まさに富士の大自然に抱かれ、富士山の恵みにあふれた地域なのです。