富士山の西麓、標高500～1,000m程に広がる朝霧高原。ここは兼ねてより酪農が盛んな地域です。700ヘクタールにも及ぶ広大な牧草地には牧場が点在し、4,800頭以上（2016年現在）の乳牛が草を食んでいます。標高が高いため夏でも30℃を超すことは稀で、牧草の夏枯れを防ぐとともに乳牛の生育にも適した気候です。
朝霧高原では放牧をする酪農家も多く、ストレスの少ない乳牛からは良質の生乳が搾られます。朝霧乳業ではそんな朝霧高原の生乳のみを用いて牛乳をつくっています。産地が限定されているため季節による乳脂肪分の変化も楽しめる牛乳は、まさに自然の恵みに近い存在と言えます。

朝霧乳業の一番のこだわりは、酪農地帯の中、乳牛に近い場所で牛乳をつくることです。生乳は搾られて空気に触れた瞬間から劣化がはじまります。そんな生乳をできる限りスピーディーに処理すること。それこそが美味しさの決め手なのです。
新鮮な生乳だからこそできる85℃15秒殺菌は乳本来の成分を壊しにくく、生乳の持つ甘みを活かした味を届けられる手法です。
良質の生乳を新鮮なうちに丁寧に処理し牛乳へ。この地で創業し、成分無調整の牛乳にこだわり続けたからこそつくり上げられる牛乳があさぎり牛乳です。

朝霧乳業の創業者は朝霧高原の牧場主からスタートしました。そして、地域の生乳に最も適した製造方法を模索し、牛乳工場を、そしてあさぎり牛乳をつくり上げたのです。
それから40年以上、朝霧乳業では地域の酪農家、農協とともに歩んできました。決して特定の牧場に限定することなく、幅広く良質の生乳を求め牛乳製造に取り組んでいます。そんな地域とのタッグにより、これまでの間、安定した生乳の確保、そして牛乳の供給を続けてきました。
これからも地域密着で、朝霧高原の良質な生乳を加工、お客様にお届けして参ります。

あさぎり牛乳の流通に関しては、これまで多くの方法を志向してきました。これまでその多くは静岡県内を中心とした宅配でのお届けとなっています。宅配に際しては牛乳の他ミルクコーヒーやバター、チーズなどの乳製品やパン、クッキーと言った商品もお届けしております。
そして近年では道の駅、飲食店、物販店様への牛乳、乳製品卸にも注力し、これらの商品をより幅広いお客様にお届けできるよう取り組んでいます。牛乳、ソフトクリーム、バター、チーズ、その他加工食品の販売、提供に際しては、これまで取り組んできた多くの販売モデルをバックに、貴社にとって最適な販売ノウハウのご提供も行って参ります。